魚型のキャビア入れ

もう10年近くも前に作った作品
これも全てシルバーで作ってます。
まずは、銀板で左右半分ずつを叩き出しで作り、それを正確に溶接。
写真は溶接後に表面の汚れをを落とすために希硫酸に浸したため、表面が白く酸化しています。
ジュリアーノおとうちゃんのデザイン
 厳つい容姿に優しい目。
まさにジュルアーノそのもの。
背びれの下部分から蓋になっていて、内側にはオーバル型の器が設置されてます。
これもキャビアを入れる器として、注文が入ってました。
盛り皿としても使え、ガラスの器をセッティングできるタイプでは、スパイスやソースを入れる容器として使えます。
ゴッテリ打ち出し装飾の仕事で、かなり腕も鍛えられたもんです。
銀器の工房だけに、どんな装飾作品でも使えるものとし生み出すのが、Foglia流。
なので使用する部分にこそ、最新の注意を払っています。
当時は職人が他に2人居て、それぞれ分担して制作していました。
賑やかだったな~
昼食後はカフェしながらトランプをするのが日課でした
お互いに腕を競い合い、色々と吸収しつつ楽しい毎日でした。
物を作る過程で、特殊な技術を一つでも持っている事で、表現力が何倍にも広がる。
自分のそれも更に広げられるように金属同様、日々鍛錬です!

行進していきそうな感じです

背びれも一本一本溶接しています。

これもまた、ジュリアーノデザイン、竹筒の形の一輪挿しと並んで。